◇川内キャンパスでの全学教育を学ぶにあたって | ||
工学部4年生 金田 日奈子 | ||
色々と大学に関して、不安や期待に胸を膨らませていることと思いますが、そんな不安をよそに大学に入学したら、とりあえず何もわからないまま、講義は始まります。講義に関する連絡も全て掲示によりますので、自分のことは、自分でしっかり管理することが、大切です。 講義に関して言えば、大きく分けて、一般教養とよばれるものと英語と第二外国語と基礎教育科目(いわゆる数学、物理、化学的なもの)があります。一般教養は、甘く見て、勉強をしない人が結構多いと思いますが、今となって考えてみると他の学部の授業を受けられるチャンスでもありますので、興味のあるものを取るといいと思います。テストは、そう大変ではないですが、軽く見ていると落とされます。英語は、高校のときよりも簡単だとは思いますが、はっきり言って教官によります。外国の先生もいらっしゃいますので、本場の英語にふれたいと思う人にはお薦めです、一年生のときは、名簿で振り分けられたので、希望の所には、いけませんでしたが、どうしてもこの講義が受けたいと思う場合、正規の英語の時間に他の講義を受けて他組で英語を取るという手もあります。第二外国語は、これまた先生に寄りますが、全く知らない言葉を習うのでぼぉっとしていると何がなんだかわからないままどんどん進んでいくので注意して下さい。基礎教育科目は、勉強しないとテストで泣きを見ます。基本はやはり授業だと思いますが、教官はあくまで教育者ではなくて、研究者だと言うことを頭に入れておいた方が、いいかもしれません。教科書も高校の頃のものと比べると親切ではないので、理解するのが、多少大変かもしれません。いずれにしても、私を含めたほとんどの人が、高校生の頃(若しくは、予備校生の頃)より勉強をしてないから大変なのであって、その頃の1/2でも勉強をすれば、単位を落とすこともないでしょう。 どの教科についてもいえることかもしれませんが、学習環境はあまりよいとはいえません。縦長の教室だと黒板は、よく見えないし先生の声も良く聞こえません。マイクを使ってくれたらいいのにとも思えます。そういえば、生協でオペラグラスを売っていたような気もします。その辺は、自分なりに解決するか、若しくは教官に抗議するというのも、積極的でいいのではないでしょうか。 最後に、よく「大学が楽しくない。」と言っている人がいますが、大学に楽しさを求めるよりも自分で楽しいこと、興味を持てることを探して欲しいと思います。今までの生活を振り返って、大学時代ほど自由な時間があって、好きなことができるときはないと思います。惰性で大学生活を過ごすことがないように、今まで積極的に新しいことにチャレンジできなかった人も、少しの勇気を持って前向きな大学生活を送って欲しいと思います。 |
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